BLゲーム沼り女

齢35歳、BLゲームについに手を出すの巻

ディストピアの王【半左√】 作中でまったく活用されないのになぜか特殊性癖を暴露された幼馴染、半左君☆彡

 

こんにちは!

今回は、ディストピアの王(ディストピアの王 )の半左√の個別感想を綴っていきます!

私の中でのディストピアの王2大攻めは水明君半左です。

(水明√個別感想はこちら→ディストピアの王【水明√】 これは紛うことなきLOVE...スパダリ水明君にメロメロです。 - BLゲーム沼り女

水明君がツンデレスパダリ攻めだとすると、半左は一途ワンコ攻めです。

また水明君√は作品名にある『ディストピア』の真相に近づくストーリー展開ですが、半左√はデ王のもう一つのコンセプト、『バンド』を軸にしたストーリー展開となります。

 

 

 

 

 

 

以下、ネタバレ有りなので未プレイの人はここでバック

 

 

 

 

 

半左は桐久の幼馴染で、高等居住区A地区とスラムZ地区を隔てるフェンス越しに出会ったことから二人の関係はスタートします。

習い事やなんだと息苦しい生活をしているチビ桐久は、抜きの場として訪れていた場所で見慣れない小汚い少年を見かけます。

その少年が半左で、「誰だお前!ここは俺の場所だぞ!」と縄張りを主張し合いますが、日々顔を合わせる中でお互いのことを少しずつ知っていき、いつしか二人は唯一無二の親友になります。

 

成長した桐久は憧れのロックスター『メレ』と同じロックスターになるべく、Z地区への家出を構想します。

Z地区に行くためにはA地区とZ地区を隔てるゲートを超える必要がありますが、ゲートを通ると通門履歴が残って立ちどころに親に連れ戻されると踏んだ桐久は半左の協力の元高圧電流の流れるフェンスを乗り越えることに。

無事、乗り越えることが出来た桐久はこれまた半左が手配してくれていたドブ川沿い6畳一間で新生活をスタートします。

病院の調理スタッフのバイトを見つけ、また半左の紹介で定時退社というアマチュアバンドへの加入を果たした桐久は着々とZ地区に根を下ろしていきます。

そんな中、両親から一晩だけアパートから離れるようにと緊急連絡が入ります。

その謎の指令を疑問に思いながらも桐久は半左のガレージアパートへ転がり込みます。

さらに、バンドのデビューライブへの出場を掛け、泊まり込みでギターの猛特訓をすることになり、これまでフェンス越しに絆を温めてきた親友という垣根を越えて急接近していく…というのが半左√の前半部です!

 

ずばり半左は物語の初めから桐久に片想いをしているピュアボーイです。

幼少期、仕事でヘマをして泣かされてしまった半左を見て桐久が激高します。

その姿に半左はギュンギュン!心を掴まれ心に恋の火が灯ったのです。

それから十年以上、恋を内に秘めて桐久の親友であり続けた半左ですが、桐久がZ地区に来てもその気持ちをひっそりと心の奥に秘めていました。

桐久はヘテロセクシャルだから、気持ちを打ち明けたところで…というのもありますし、恋が成就してももし破局となった場合、これまで築いてきた幼馴染や親友としての立場を失ってしまう。

そんなことになるくらいなら恋心を押し込めてでも今の心地よい関係を続けたい、それが半左の考えでした。

自分を押し殺してでも、桐久を失いたくない、ということですね。

一途…かわいい…。

 

まあ、そんな気持ちで桐久の傍にいたわけですが、一時的な共同生活中に泥酔した半左を桐久が介抱することがあり、その際体の大きな半左ともどもベッドに転がって、半左を押し倒す形に。

なんとも言えない空気が漂う中、二人ははずみでキスします。

そのキスを切欠に半左の積年の想いが露呈し、また部屋に隠されていたAV発掘からの性癖露見(半左は触手凌辱AVが好き(笑))し、官能的すぎるディープキスからの手コキ合いになだれ込みます。

無事、性欲発散後、賢者タイムになった半左は桐久怒ってないかな?嫌われてないかな?っとビクついていますがそこは我らがキチガイ桐久

あっけらかんとしたもので、ビビる半左の気持ちを受け止め、お付き合いしてみよか?と客観的にみてあっさりと交際することになります(桐久としては真剣に筋道だって考えた結果ですが、生まれついての度量の大きさか、懐の深さかすんなり半左の気持ちを受け止めます(笑))

で、仕事、恋人、バンド活動とZ地区での生活を満喫する桐久に、A地区のレコード会社主催のオーディション参加のチャンスが訪れます。

しかしそのオーディションに参加するためにはA地区に行かなければならず、定時退社メンバーの通門許可証を手に入れなければならないという難題が降りかかります。

桐久はちゃんと申請すれば許可が下りると思っていましたが、それはA→Zに限っての話で、Z→Aは基本的に許可は降りないという事実に衝撃を受けます。

ここから、桐久はZ地区で生きることの本当の過酷さを知ることになります。

桐久の願いをかなえるため、奔走する半左。

一足先にメジャーデビューを果たした庵士が協力を申し出るも、桐久のことは俺が面倒を見る!俺が彼氏なんだ!と意固地になる半左は寝る間も惜しんで行動します。

半左が一体何をしているのか心配を募らせる桐久は、定時退社仲間の雨鯉から、『最近危険な薬物が出回ってるからくれぐれも手を出さないように』と注意喚起を受けます。

その怪しげな薬を流通させていたのが、何を隠そう半左でした。

実はZ地区の住人のほとんどは犯罪に手を染めて生きています

雨鯉は詐欺、もう一人の定時退社メンバー・九銛さんは地上げ屋、そして半左は麻薬の売人。

半左は幼少のころ(おそらく桐久と出会った幼少時には既に)から麻薬組織の末端構成員として働いており、しかもかなりやり手の売人で組織内でも重宝される存在でした。

桐久がZ地区に来た時には売人から足を洗い工場で働いていましたが、許可証を手に入れるために過去の伝手を頼り再び売人に出戻ったのです。

しかし、その伝手はZ地区で最大の犯罪勢力フォーチュラカを裏切り別勢力の薬を半左に売らせていた(それが雨鯉君が言っていた『危険な薬物』、その薬物でフォーチュラカのボスの息子が重度の薬中に)ため、半左はフォーチュラカに命を狙われてしまいます。

そのことを知った桐久は半左をフォーチュラカに殺させはしない!と決意し、一緒にフォーチュラカへ事情説明と謝罪に向かいます。

フォーチュラカのボスは半左を許すために、半左の薬物販売で受けた損害の賠償を命じます。

桐久は全貯金を叩きますが、それでも足りないと半左に致死量の薬物を打ち、保険金で不足分の補填を図ります。

薬物のせいで生死を彷徨う半左でしたが、そのことを見越して桐久に持たせていた(持ち物検査の目を掻い潜るため)中和剤と、二人して路上に捨てられたところをZ地区の情報王(実はフォーチュラカのボスの兄、実直な半左を気に入りいい関係を築いていた)に拾われ手当てを受けることで九死に一生を得ます。

半左が生きていることをフォーチュラカに知られる前に、桐久は両親の力を借りて生死を彷徨う半左をA地区へ移送&治療。

無事回復した半左と桐久はA地区で安息の日々を手に入れました。

 

 

 

いやね~、半左、めっちゃかわいい!

桐久のことがすっごい好きで、桐久と付き合えることになったときの幸せそうな反応と言ったら…幸

この2人の関係性の特異な点は、精神的リバであること。

桐久が好きすぎて大切すぎて奥手になる攻め・半左自信過剰キチガイの受け・桐久めっちゃ引っ張ります!

恋人になる前の初キスで桐久に嫌われないかビクつく半左に対してムラムラしてチンイラしたから抜き合うぞ!と跨ったり、A地区で溜め込んだ財力で最新アンプを購入してあげたり、桐久のエッチなところを見て興奮してる半左に対してそんなに見たければ見ろ!と大開脚の大股開きで肛門を見せつけたり…ほんま頭イカレてる(笑)

桐久はエッチの時の半左の初心な反応に雄を刺激されて、隙あらば半左を抱いてやろうと考えます(笑)

まあ、そんな事態は起きないのですが桐久が結構最後の方まで執念深く半左のお尻を狙っているのが笑えました。

んで、半左は桐久の恋人になれたことにウハウハで、桐久を定時退社から引き抜こうとする庵士に嫉妬してけん制したり、桐久にも何か買ってやりたいって考えてたり、桐久の願いは何でも叶えてやるんだって売人に戻ったりともうね、一途!!!

ぎゃわいい~~~~!!

しかもZ地区に夢を見ている桐久をがっかりさせないように、定時退社メンバーにZ地区の現実を見せないように協力を仰ぐ根回しをしてるんですよ。

Z地区住人が当たり前に犯罪に手を染めてることを徹底的に隠したり、本当に危険な場所からは遠ざけたり。

桐久のZ地区での楽しい生活はすべて半左の下支えによるものでした。

こんなんだよ、

十数年にも及ぶ半左の大きな愛に、心がキュンキュンしました。

そんな半左の愛を桐久が知るのは半左に命の危機が迫っていた時って言うね。

キュンだし、切ないし、二人の幸せを願わずにはいられない(´;ω;`)

 

 

そんな胸キュン幼馴染カップル√で唯一の疑問。

なんで半左の『触手凌辱ものが好き』っていう特殊性癖を暴露した?(笑)

半左の家で桐久がズリネタを見つけちゃって、それが触手凌辱もので(笑)

事あるごとに「穴という穴に触手をぶち込みたい」とか半左が触手凌辱ものが好きだっていう性癖をぶち込んでくるんですけど、ディストピアの王には地球外生物は出てきません。

つまり、触手凌辱が好きだからって半左の体から触手が生えることもなければ、桐久が触手凌辱を受けるわけでもない!

ストーリーに絡むこともないのに、なぜか変態性癖を暴露させる暴虐非道!!!

ピュアな男にそんな性癖が…っていうギャップ狙い?(笑)

半左があまりに可哀想で、同時に笑えました。

いいね~、なんかほんと幼馴染の男の子同士の恋愛って感じで♡(*'▽')

 

ちなみに、半左の首の白い痕ってタトゥーなの?これなに??光のハイライト?

 

 

 

主人公絶対主義という難儀な個人性癖※主人公総受け主義者の戯言

現在最推しのおもれー男、桐久きゅんディストピアの王 

こんにちは!

 

 

今回は、プレイ感想でも何でもなく私個人の難儀な性癖を綴りたいと思います。

どこに需要あんだって思ったあなたは正しい!

でも話したくなったので勝手に語っちゃいます(笑)

 

 

私はBLに目覚めて早20年ですが、目覚めた当初から一貫して主人公絶対主義、主人公総受けで駆け抜けてきました(時々、総攻めに寄り道したこともあります)。

さらに、その中でもかなり強火派だと認識しています。

 

私の主人公絶対主義・主人公総受けとは、

・主人公が誰よりも強いまたは特殊設定があるなど、活躍が確約されている

・主人公が攻めから守られる(ただし、主人公が圧倒的馬鹿は無理

・主人公が攻めから第一に愛される(誰かの身代わりとかNG)

・主人公が誰からも愛される(最近のジャンルでいう主人公愛され的な)

といった感じです。

小説や漫画、アニメを見る時に主人公に自身の気持ちを転嫁している方も多いと思いますが私も例に漏れずその口で、主人公を通じて活躍、特別視、愛されるといったことを代理受領しているのかもしれません。

リアルの生活に問題がありそうな発言かもしれませんが、そこはご心配なく…(笑)

というか、誰しも活躍したい、自己を確立した、特別でありたい、愛されたい、という欲求(承認欲求や自己肯定感向上)があるかと思いますが、それを主人公絶対主義、主人公総受け、主人公愛されで手軽に満たしているという感じです。

 

まあ、それはさておき。

 

上記で挙げた4つの例が私の中での主人公絶対主義、主人公総受けの簡単な条件です。

まあ、これくらいなら同じ考えの人も多くいると思います(pixivの作品数とか、発売されるゲーム傾向からして)。

私が、私自身を主人公総受け強火だと自負する所以は、上記4つに加え、

・同作品内での他CP拒否

・たとえ主人公であっても別人格やパラレル、クロスオーバーで交わるの拒否

という2つの要素が加わるからです。

 

これがまぁ、ターゲット範囲を狭める狭める(笑)

 

ます、「同作品内に他CP拒否」について。

文字通りですが、主人公以外の受けを認めない、ということです。

分かりやすいんでBLゲームで例えますが、攻略キャラが主人公を追い求めるのは考えるべくもなく当然のことですが、それ以外のモブや脇キャラに於いてもCPを認めない、ということ。

受けは主人公だけ。

愛されるのは主人公だけなんです。

それ以外の受けはいらない、以上。

なので、別ブログでも名前を挙げましたが、

『Si-Nis-Kanto』(Si-Nis-Kanto -シニシカント-|Ands / 攻略キャラがレイプされ、そのレイプ犯にハニーと呼ばれ続ける)

『Lamento』(Lamento -BEYOND THE VOID-[ラメント ビヨンド ザ ヴォイド] Windows 10対応版 - ニトロキラル / ゲーム始まりにモブカップル登場)

とかは鬼門です。

特にシニシカントはきつかった…。

始終ハニーって呼ばれて、いちゃいちゃ(レイプ犯が惚れてる描写、レイプされた側も最終的に絆されている気配)見せられて、心底…。

しかもそれが攻略キャラの一人って、きついって。

ゲームに限らず、二次創作、商業BL小説であっても他CPが出てきた時点でそっと退出or読み飛ばしします。

また、さらに厄介なのが「同じ世界観の続編でCPが変わること」も完全NGな事。

例えば、『ジパングという世界のA国の王子攻め×奴隷受け』という小説があって二人がハピエンで終わった後、読者から好反応でジパングシリーズとして続編を出すとなった時に、『ジパングという世界のC国の第3皇子攻め×踊り子受け』的なね!

分かります?

第1作と第2作で舞台は同じなのに別CPが出るっていう、あれ。

第1作と第2作のキャラが関わりがあるとかは関係なく(いや、あったら猶の事NGですけど…)、同じ世界に受けが2人いる、という事実が私の心を戦慄させるのです。

1つの世界に受けは1人!これ鉄則です!(自分勝手)

じゃあ結ばれんかった攻めはどうなるんだ?だって?

そんなん知らんのよ!

いや、まあできる限りに幸せを願うけども、受けと結ばれなかったからには生涯独り身を貫いてっていう地獄を強要したいのが私の問題性癖です。

 

 

次に『たとえ主人公であっても別人格やパラレル、クロスオーバーで交わるの拒否』について。

これのいい例が、

DRAMAtical Murder』(DRAMAtical Murder|ニトロキラル / 主人公:蒼葉の中には眠っている第2人格がいて、ストーリーによく出張ってくるしENDによっては完全に乗っ取られて攻めといちゃこらする)

『Lamento』(Lamento -BEYOND THE VOID-[ラメント ビヨンド ザ ヴォイド] Windows 10対応版 - ニトロキラル / 敵キャラに体を乗っ取られて攻めとキスする)

です。

もうね、これさえもダメ。

Lamentoに関しては敵キャラに体を乗っ取られるっていうので果たして主人公の別人格か?と問われたら難しいところ(その敵キャラっていうのが主人公が主人公として人格を形成するに至った本体的存在)ですが、ドラマダは完全に別人格。

この別人格に体を乗っ取られるかどうかっていうのがドラマダの1大トピックなんですけど、それさえも許せない。

例え主人公の体でも、主人公から派生した人格であっても、どーにも受け付けなくって。

主人公って認められない。

なぜなら私が愛する主人公は主人公として設定された見た目と、基本の主たる性格の二つが揃って初めて主人公だから…。

あとね、主人公のクロスオーバーとかも無理。

子供から大人に成長するまでを描いた漫画で、大人主人公受けがある日突然タイムスリップして子供主人公受けの世界にやってきて(大人が来たからって子供は消えない、つまり大人と子供が出会う的な)とかね。

何度も言うようですが、1つの世界に受けは1人!(精神世界においても!!

 

 

とかいいながら、攻めなら許せます。

大人になって余裕攻めに進化した攻めが、タイムスリップしてツンデレ子供攻めと受けを奪い合う、とかね。

 

おい!

ダブスタやめろ!

 

って思ったあなた。言い訳させてください。

私が最重要視しているのは1つの世界に受けは1人ということ。

攻めについては言及していませんし、むしろ受けを愛する攻めが増えることについては大歓迎している節まである。

世界にただ一人の受けが愛されるというのならば攻めは何人いてもいいし、海を越え、時空を超え、精神世界を越えてやってきてもOK。

 

 

これほどまでに主人公絶対主義の性癖が拗れているので、もっと幅広いジャンルを愛せる性癖であったならどれほどより多くの作品を楽しむことが出来たやら…と思うのですがこればっかりは理屈ではないのであきらめるしかなく。

そういうの(主人公が絶対じゃない)があらかじめ筋書きでわかるとか、二次創作で出会ったらそっ閉じで尻尾巻いて逃げてます🐶

 

今後もきっと主人公絶対主義、主人公総受けの性癖は変わることはないんだろうな~と宿命を受け入れているような、もったいないことをしているような気分の今日この頃です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラッキードッグシリーズのシナリオが面白い理由【個人見解・小話】

 

こんにちは!

 

今回は、感想でも何でもなくふと思ったことをぽつりとつぶやくだけの小話です。

 

私が初めて手を出したボブゲボブゲの金字塔、ラッキードッグ1(以降、ラキド/Tennenouji-「ラッキードッグ1」)です。

元々中学生の時にBL小説を知り、そのちょっと(いや、だいぶか?)エッチ禁忌的な世界に開眼し、少しずつ小説や漫画を買うようになりました。

そして高校生の時に名作BLゲーム、Lamento(Lamento -BEYOND THE VOID-[ラメント ビヨンド ザ ヴォイド] Windows 10対応版 - ニトロキラル)と出会ったのですが、何しろバイト禁止の高校に通っていたもので毎月のお小遣いしか収入がなく、ゲームを購入するまでには至らず。

 

時にはベッタベタな粘着テープのようにハマったり、次の瞬間には波が引くように離れたり…を繰り返しながらBLを楽しむ人生を送ることかれこれ20年

何がきっかけだったかいまいち思い出せません(痴呆)が、今年に入ってラキドをAmazonで購入&プレイしたことから怒涛のようにBLゲームに嵌り込み、今では飢えた獣のように買っては夜通しプレイ、買っては夜通しプレイという廃人35号と化している今日この頃です。

GW真っ只中の今も、四六時中BLゲームを楽しんでいる中で、ふとなぜラキドとラッキードッグ1+bad egg(以降、悪卵/ラッキードッグ1+bad egg)が面白いのか?と疑問が浮かんだのと同時に、これが理由だろうかな?ということに思い至ったので当記事で吐き出してみようと思います。

 

ラキドシリーズがすこぶる面白い理由。

それは、ずばり、シナリオライターの菅沼 恭司さんの存在です。

 

いや、そりゃ優れたシナリオライターが書いたストーリーならおもれーに決まってんだろ!馬鹿か!っていうのはごもっともで、菅沼さんが優れた書き手であることに異論ありませんしそんな分かり切ったことが言いたいんじゃないんです。

私は、この菅沼 恭司さんが男性であり、その男性が男性特有の下品な感性と言い回しでBLゲームのシナリオを書いたことに、ラキドシリーズの面白さの理由があると感じました。

 

①ジャンの不潔設定

たぶん女性がシナリオを書いていればこのような設定にはならないどころか、清潔なのが当然として設定要素にさえ挙がらないと思います。

 

突然ですが、嘘ってどういった嘘が一番人をだませるかご存知ですか?

それは本当のことを織り交ぜつつ嘘をつく、ということ。

一から十まででっち上げたものだと話に信ぴょう性をもたせることが出来にくいところ、嘘の中に真実を盛り込むことで途端にあたかも本当のことのように思わせることが出来るんだとか。

 

そういった観点で見た時に、ラキドの話が絵のポップさやストーリーの軽快さに反してやけに重厚感があるというか、なんなら歴史小説染みた雰囲気があるのは虚構の中に本当を盛り込んでいるからかなって。

禁酒法とか、アル・カポネとか。

それでいけば、禁酒法が施行されている時代に、マフィアの幹部ならまだしも末端構成員が果たしてどれだけ風呂に入る、もしくは入れたでしょうか?

きっとジャン同様に歯磨きもろくにしない、着替えも毎日は取り替えない不潔な状況であったはず。

当時の時代背景に詳しい方なら性別に関係なく不潔要素を取り入れたかもしれませんが、でもたぶん不潔を生理的に嫌悪しやすい女性はあえてその事実には目を瞑り、触れる事さえないように思います。

ちなみに私は不潔設定に嫌悪感覚えましたし、ましてや主人公が不潔であるなんて考えたくもないですが、しかし時代背景を考慮した時、ストーリーの信ぴょう性というかリアルさとしては不潔設定はありなんだろうと理解します(が、やっぱり嫌です(笑))。

といいつつも、菅沼さんがそこまで考えてこの不潔設定を取り入れたのかはわかりません(笑)

単にキャラクター付けだけなのかもしれませんし。

ただ、想定外であってもこういった設定やストーリー背景がラキドの物語に面白さを添加しているのは間違いないと思います。

 

②意地でも崩さないオルメタへの忠誠

これね、愛を過信する女性はきっとストーリー上仕方ない場合、オルメタを裏切る筋書きに平気でしちゃいます。

障害を乗り越え、鉄の掟を破る先に結ばれる愛があることに女心は燃えるというもの。

ラキドシリーズでは基本全編通して絶対に守らなければならない掟、オルメタを破るシーンはありません(悪卵のベルナルドで一瞬破られてしまいますが…(雪原でジュリオの砲身を反らすシーン))

 

③同性愛に対するふんわりとした嫌悪

誤解がないようにいいますが、菅沼さんが同性愛を嫌悪しているということではありません(そもそも私が菅沼さんの何を知ってんだっていう話ですし)。

ラキドには同性愛に対するちょっとした嫌悪の雰囲気を感じることがあります。

それは例えばイヴァンが頑なにジャンのバナナ🍌を舐めないというところ。

ジャンを愛してはいても、男の一物を舐める事には抵抗がある、そんな男心が描かれているなと思います。

これが女性であれば②同様、愛の名のもとに跪かせ股に顔を埋めさせ激しく嘗め回させていることでしょう(笑)

愛があればそういった抵抗も乗り越えて、ジャンのスイートサンをイヴァンも舐めることが出来る!というシチュに萌えるからです。

 

しかし、そこは譲らない菅沼氏。

 

みんながみんな、ムラついたから、愛してるからってすんなり男とエッチできるわけじゃねーぞと(笑)

これも女性にはない男性だからこそのリアルさだと思います。

 

④男ならではの情けなさ

ラキドではベルナルドに一番感じましたね。

愛人のナスターシャに対する仕打ちがもうね、情けない。

仕打ちって別にナスターシャをダシに敵勢力をやり込めたことじゃないんです。

 

ジャンを心で激しく求めながらもそれを隠してナスターシャという母性に逃げ込んで散々振り回し、結局ジャンを諦めるつもりもなくナスターシャとの間に産んだ子供と、ジャンがいずれ結婚して生まれるだろう子供を掛け合わせて血と血で結ばれることを目論む非道

 

女性ライターだったら「ナスターシャと結婚することで未来永劫ジャンへの気持ちを封じようとするベルナルドだったが、結局ジャンを諦めきれずナスターシャを振ってジャンに積年の愛を告げる」、って流れになると思います。

いいですか、この、振る」が大事

二股じゃない。

振る、んです。

振って、最愛のジャンに全力投球するのが女性が夢見る筋書きです。

それが男性にかかれば最後まで二股続行からの、遠大な目的とか身の毛もよだつ夢を語りだし、さらには未練たらしく最後に赤い薔薇を渡して許しを請おうなんて。

 

女々しいにも程がある。

 

ただ、男性ってこうなんですよね。

やっぱりあっちもこっちも欲しいとか、悪者になりたくないとか、どこかで己を愛する者であれば最終的には許してくれるだろう神話を胸に抱いているというか。

個人的には、遠大な目的に関してはそれだけの執着を主人公に持っているという美味しい設定なので大興奮でしたが、最後に赤い薔薇を渡そうとしたのはいただけない。

ダシにしたんだったらすっぱり切って。

 

なにジャンに見られてんの?

 

しかもよりによって愛情を象徴する赤い薔薇とか。

そこはジャン以外にはわき目もふらずにいなさいよ、ジャンだけに愛を誓ってジャンだけを見ていなさいよ、追い返されたからってショゲた姿をジャンに見せて傷つけてんじゃないよ!!って腹が立ちましたがね。

あと、情けないつながりでいけば、好きな相手(ジャン)の前でどうしてもラブラブエッチがしたくてしたくてはぁはぁと犬のように情けなく息を荒げてシコりまくる攻め(バクシー)も見たことがない。

でもこんな男特有の情けなさを描いているっていうのが、ラキドシリーズが唯一無二たる所以なんだろうなって思います。

 

⑤下品(いい意味で

これね、ラキドではそこまででしたが悪卵でめっちゃ感じました!(笑)

もうね、下品!!!!(笑)

特にバクシーの「勃起しました!」とか、ジャンの「バカちんこ」「ケツイキ用の竿便器」(笑)

ケツイキって…、竿便器って…。

こんな表現、女性は思いつかない(笑)

女性が描く男性像の中にも粗野で下品な人はいるにはいますが、まさか平気で衆人の前で「勃起」とか「バカちんこ」と言ってのけるキャラは見たことがない。

挙句にはお尻でイくための専用竿だなんて…思いつきますか?そんな名言。

 

大好き菅沼節(突然の告白)

 

この菅沼節ですが、菅沼氏が運営しているnote(菅沼恭司|note)でも満喫することが出来ます。

まあ下品(褒めてます)、ほんとに。

センズリとか、シコシコとか、くっせぇの(つまり精液ね)とか、本気ザーメン射精とかね(笑)

例を挙げればキリがないくらいお下品ワードのオンパレードですが、それがジャンらしいしバクシーらしい。

品のないギャングそのものって感じで、この下品な会話がぽんぽん飛び交う小気味よさは、ジャンとベルナルドのハニダリ会話の小気味よさに通じるというか。

まさに雄カップルにふさわしいお下品さ。

これってなかなか女性では描けないですよ。

まず見たことがない。

 

 

これらがラキドシリーズが他の追随を許さない面白さになってるんだと思います。

もちろん、優れた音楽や、連名作家 陣内氏の滑らかなストーリーテラー、由良氏のイラスト(特に悪卵)など、秀でている部分は他にもありますし、その調和あってこそのラキドシリーズですが、シナリオで行けば以上の点が挙げられるのかなって。

私の周りにはBLゲームをしている人がいないので、こういったことを語り合える友達が欲しかったな、と思う35歳GW最中。

 

 

 

 

Paradise&Paradise-結-&Paradise-極-【全体感想】光の戦士ミツギ最高&デ王に続きピルスラ主人公可愛すぎか※ただしグロい

 

 

こんにちは!

今回は、私の大好きなBLゲーム、ディストピアの王(ディストピアの王)を生み出したPIL/SLASH(PIL/SLASH OFFICIAL SITE)の人気BLゲームシリーズ、Paradise(Paradise)&Paradise-結-(paradise 結-MUSUBI-)&Paradise-極-(paradise 極-KIWAME-)の全体感想を綴りたいと思います。

Paradise、第1作が発売されてから7年経った今でも最新作のデ王を押しのけて(涙)コラボやグッズ新作が登場するピルスラ1の人気作!

デ王プレイ後、ピルスラの他作品が気になる中で、シナリオライターが同じ今作が気にならないわけがなく!

しかし、ストーリーが無人島でのあれこれっていうなんとなく話の広がりや深さがなさそうな雰囲気であったり、絵が好みではなかったりといまいち購入のきっかけを掴めずにいて二の足を踏んでいましたが、これだけシリーズ化されているのなら面白いはず!と一念発起して全作購入してみました。

購入する時に戸惑ったのは、それぞれの作品がどういった違いがあるのか?ということ。

FD?完全新作?単なる廉価版?それともシリーズ合作版?とかとか。

端的にまとめますと、

 

【Paradise】

シリーズ第1作目のオリジナル。

迷ったらとりあえずこれ。

【Paradise-結-】

Paradiseのハピエンその後を描くFD。

Paradiseをしていないと分からない内容。

【Paradise-極-】

Paradiseの完全リブート版FD。

Paradiseの無人島と因縁という基本設定を踏襲しつつ新しいストーリー展開のif作品。

Paradise、Paradise-結-をプレイしてなくても楽しめる。

 

とこのような感じです。

書いている通り、迷ったらまずはParadiseを購入すれば間違いないです。

で、気に入ればFDにいって、さらに気になるならParadise-極-にいけばOK。

買う時の参考にぜひ!

 

 

 

 

以下、ネタバレ有りなので未プレイの人はここでバック

 

 

 

主人公のアヅマは日々を無気力に生きる、夢も希望もないコンビニアルバイター

正社員として一生懸命にあくせく働くよりも、ほどほどの責任とやりがいとお給料でその日を生きられればいいという今どきのフリーター代表といった具合の若者です。誰しもが認めるイケメン&抜群のスタイルの持ち主ではありますが、無気力がちな性格からそのポテンシャルを活かすことなくだらだらと暮らしている中、生活拠点としている商店街の福引で5泊6日の旅行が当たります。

死ぬほどではないけれど贅沢ができるほどゆとりがあるわけでもない生活の息抜きに打ってつけの棚ぼた旅行に心が浮足立つアヅマは、意気揚々と旅行に参じますが期待していた女の子との出会いはなく、男所帯のツアー&無人島&無人島では完全自炊というまさかの内容に肩を落とします。

いつまでも残念がっていてはもったいないと気を取り直して、気の合うツアー参加者と無人島旅行を楽しむことに気持ちをシフトチェンジしたアヅマは、廃墟探索、バーベキューとそれなりに楽しい日々を過ごします。

しかし、旅行3日目。

本当なら必要物資を積んで島を訪れるはずの連絡船が来ない。

本土とやり取りができるはずの無線機も故障し、電気も止まり、相変わらず連絡船も一向に島に来ない中で、ツアー参加者に動揺と不安が広がっていきます。

船が来なければ本土にも帰れない。

無人島には携帯の電波も届かないため救援を呼ぶこともできない。

着実に減っていく食料に危機感を募らせたツアー客は、互いにギスギスと苛立ちをぶつけ合うようになります。

そんな中、寝泊りに使用していたログハウス(一人につき一棟)の一棟が火事に見舞われ、ツアー客の一人が犠牲に。

アヅマも延焼に巻き込まれますが、参加者の救助もあって命からがら助かります。

いよいよ団結しなければならなくなった参加者は、食べ物を持ち寄って配給制を導入すると同時に、望み薄の連絡船を待つだけでなく自力脱出の手段として船の建造、食料採取に奔走します。

一致団結しなければ脱出は困難な中、一人、また一人と命を落とすツアー客。

一見事故死のように見えて、しかし…と思わせるような死に方をする者が現れ、その事態に疑心暗鬼となる参加者たちは、脱出に向けて行動する中なぜこのような事態になったのかという疑問と徐々に姿が見えてくる「捕食者」の存在に追い詰められていく。

 

 

というのが、Paradise(以降、P1)とParadise-極-(以降、P3)のベースです!

※Paradise-結-(以降、P2)はP1のアフターストーリーなので後述します。

攻略キャラはP1はメイン3人+個別ENDありのサブ2人、P3はメイン3人+個別ENDありのサブ3人(増えた!)です。

【P1】

・アヅマ(主人公)

何事にも本気を出せず、なんとなく日々を生きている無気力青年。

世の中に溶け込むことが出来ず、また自身を受け入れてくれる場所などないものとあきらめている節があり、人間関係も超希薄。友達が出来ても自然にフェードアウトに持ち込んで、現在プライベートで交流があるのはコンビニアルバイトの後輩であるオギノのみ。

なんとなく希死念慮のようなものを持っているが、それは幼少期に両親から凄惨な虐待を受けていたことによるもの。その虐待の過程で、弟を殺害するに至る。

両親は車両事故により既に他界。

自分自身を誰からも求められていない無価値な存在と思っていて、見た目だけは褒められるものの中味が空っぽの愚鈍な存在であると思っているが、そんな本質を調子の良さで誰からも気取られないようにする術を身に付けている

・ミツギ(メイン1)

1級建築士として辣腕を振るうヤンキーリーマン。口調も態度も悪いが、建築士としての腕は確かで、仕事に人一倍のプライドと責任を持っている。アヅマに対してのみ他の参加者に見せることがないつっけんどんな態度(ガン飛ばし、悪態、沼に蹴飛ばすなど)を取る。冷静沈着で常に合理的な考えに基づいた無駄を省いた発言や行動をする。そのことが他者から共感を得られにくかったり誤解を生むこともあるが、本人に悪気はないし、合わせるつもりもない。

両親は家業の倒産による自死にて他界。

両親の知り合いだったコトハラさんに引き取られ、恩師として敬愛するようになる(建築士になったのもコトハラさんの影響)。

悪態ばかりついてくるミツギを敵視するアヅマだったが、実は言葉や態度の裏に隠された面倒見の良さや気遣いを見出すようになり次第に心の支えにするように。

ミツギもチャラチャラと頭空っぽそうなアヅマが、実は心に闇を抱えていて馬鹿なりに一生懸命に人の役に立とうとしている姿を見て愛しさを心に募らせていく(容量の悪いどんくさ犬だけど、それがどうしようもなく可愛くて愛しいっていう感じ※個人解釈)。

また、毛嫌いしていたアヅマと軽い身体接触(手が触れるとかその程度)でビビビっと電流が走るような感覚を覚え、性的な触れ合いをしたときの衝撃の気持ちよさにアヅマと己が恐るべき好相性であることに気づく。

実際、アヅマもミツギから香る白檀の香にいちいち反応したり、成り行きでミツギに処女を捧げた時には処女であるにも関わらず頭がトロトロになるほどの快感を得るなどその相性はまさにオメガバースの運命の番と言わんばかりの様相。

犬猿の仲なのに、体の相性は最高で、その反目した状況に振り回される二人は大きな萌えポイントの一つ。

マツダ(メイン2)

どっしりと落ち着いた貫禄から30代に見られるが実は27歳と他己評価に反してまだ若いサラリーマン(管理職をしているようなのでおそらくエリート)。

アウトドアが好きで、特に釣りが好き。

人好きのする笑顔が魅力の闊達で兄貴肌な好青年。面倒見の良さや、さっぱりした性格が気に入ったアヅマは気のいいお兄ちゃん的存在として懐き、そんな懐いてくるアヅマをマツダも可愛い弟分として可愛がる

一見よき兄貴分のマツダだったが、実は可愛い、愛しいものに暴力を振るいたくなる真性サディストの側面を持っていて、幼少期はガキ大将として誤魔化せていた目も成長と共にごまかせないようになり、好青年の仮面を被り必死に隠して生きていた。

セックスの後に一人で勝手に即寝&爆睡するとか、興味本位で彼女とアナルセックスしちゃった誰でもすんだろアハハ~みたいな発言したりとか、性に(というか他者?)に対して根本的な思いやりや共感性の欠如があるような言動があって、そこからも真性サドの側面が実は垣間見えている。

その反面、理性が働いているときは自己のことよりも他者のことを慮って、食料の在庫を徹底管理したり、火事に見舞われたアヅマを身を挺して救い出したりとヒーロー気質も垣間見える、アンバランスな人格の持ち主

しかし無人島での高負荷な生活と協調せず不平不満ばかりを漏らすモブに次第にその仮面が剝がれていき、食料の盗み食い事件を皮切りに暴力による支配を開始。

食糧配給に成果性を導入し、生殺与奪を手中に収めることで集団を統率し始める。

暴虐な振る舞いに見えるが、その実、全員の生存可能性が一番高いのが徹底的は支配と管理であることも確かで、ひっそりと行っていた夜釣りで釣れた魚を干物にして保存食を準備するなど暴力を振るって恐怖で支配していても行動原理の中に消え切らないヒーロー気質は残っている模様。

そのことに気づいたアヅマは、暴力にビビりながらもみんなからマツダが孤立しないように必死に間を取り持って支えようとするが、マツダはそんな健気なアヅマが憎たらしくもあり愛しくもありでついにアヅマに対して暴力(もちろん性暴力も込み)で気持ちを表すようになる。

それでもマツダを信じようと傍に寄ってくるアヅマがとても可愛い暴力どうしようもなく愛しい暴力の恐るべきDVループをぶちかます

両親は事故によって既に他界。姉が一人。

・タカラ(メイン3)

ツアー参加者最年少、ピチピチの20歳。

マツダとは逆で、20歳とは思えないほど若い見た目(中高生)をしていて、アヅマもはじめは中学生と思ったほど。

人懐っこい性格で、誰とでも分け隔てなく接することが出来るコミュ強。

コミュ強なだけでなく、必要な時には冷静に物事を判断することが出来る切れ者で、年上のアヅマと一緒にはしゃぐ賑やかしワンコ要員かと思いきや比較的リーダー的素質も備えたハイブリッドタイプ。その実態は、日本や世界に名を轟かせるホウライグループという一大財閥の御曹司で、このツアーを仕組んだ黒幕

タカラ一族は流刑にあった犯罪者の末裔で、資源のない狭い島に閉じ込められたことから食人行動を生きる術として突然変異した一族

次々と流されてくる犯罪者を掃除(食べる)することで国と利害が一致していたはずが、戦後、その存在が世界に知られる前に滅ぼそうと計画した政府によって送り込まれた軍小隊により殲滅にあう。

一人の兵士(アズマの祖父)の温情で一部の島民は命からがら島を脱出し、地べたを這う生活を乗り越え、現在のホウライグループを築くまでになった。

このツアーは小隊への復讐のフィナーレとして企画されたものだった。

タカラは御曹司として生まれたことで、復讐対象に中でも一等重要な存在であるアヅマの生殺与奪の権を与えられ、幼少時からずっとその行動を見続けていた。

アヅマが大好きで、アヅマとお話ししたくて、アヅマと友達になりたくて、アヅマをお嫁さんにしたくて、アヅマとセックスしたくて、アヅマを食べたい、という人生の全てがアヅマを中心に回っている思考回路

・シマダ(サブ1)

世界を股に掛けるフォトグラファー。

モデル撮影だけでなく、紛争地帯に行くこともあり、業界のコネもしっかりある手練れ。

両親は行方知れずで、生きているのか死んでいるのかさえ分からない。

そのため人の死について歪んだ考えが形成されていて、それがとある写真展で見た死体の写真で発露。

初めは、戦争の犠牲者を臭いものには蓋、のように埋もれさせてはいけないといった義侠心で撮影していたが徐々に欲望が勝つようになり、薬物でこん睡させた裸体を遺体に見立てて撮影するなど死体愛好の性癖が完成する。

無人島生活で、一人浮足立った雰囲気で極限の状況を俯瞰して面白がっている節がある(無遠慮に遺体を撮影したり、もめる様を面白そうに見ていたり)。

アヅマが優れた見た目をしているのを気に入っていて、マツダの暴力に弱っているのに漬け込んでシャブセックスに落とし込むド級のクズ(個別END)。

・ホンゴウ(サブ2)

無人島ツアーの添乗員で、アヅマたちツアー客のサポートをしている。

常に丁寧で物腰柔らかな口調と遜った態度で、添乗員としての責務を全うしようという強い責任感が伺える。

当初予定していた連絡船の欠航や無線機の故障によってツアー客から強く当たられるも必死に耐えて、何とか全員の無事を確保しようと奔走する。

両親は他界、家業(洋菓子店)を継いでいる弟がいる。

その弟をタカラに人質に取られ、やむなくタカラの計画の片棒を担ぐように。

個別ENDでは、タカラの命令で弟に手出ししない代わりにアヅマを犯すよう言われたがインポのためツアー客(モブ)にレイプさせる&キモワードで実況する

 

以上がP1の登場人物あらすじです。

続いてP3ですが、無人島脱出がメインストーリー(実際、脱出するところでストーリーは終わる)のP1に対して、P3は脱出→異国の地で潜伏生活&ホウライを瓦解するための作戦立案→日本に戻って作戦決行→日常に戻るまでがメインストーリーとなります。(P1と被る人物は省きます。)

・アヅマ、ミツギ、マツダ、タカラ、シマダ、ホンゴウ省略

人物ベースは一緒だけど、P3独自のストーリーがしっかりあるのでP1をやっていても十分楽しめます。むしろP1をやっていて各人物のことを知っているところにP3を叩き込むので愛着が湧くピルスラ沼仕様です。

・ナンジョウ

タカラの兄。タカラ一族の長兄で、本来はナンジョウが一族の次期総帥となるはずだったが、食人志向が薄い性質が故に出来損ないであるとされ、タカラ一族の中で子供のいなかったナンジョウ家に養子に出される。その後生まれたタカラが順調に食人に馴染み、御曹司として持て囃されるのを目の当たりにし、劣等感に苛まれ人格が歪む

タカラ一族の志向を忌み嫌うも、タカラ一族以外の人間を劣等種族や家畜と見る点は一族と変わらずで、日本に戻ってきたアヅマ、ミツギ、マツダ、タカラを捕らえて地下施設に閉じ込める。

食事はバターロールと水で、排せつはバケツ。

3人を痛めつけるために平気で暴力を振るい、3P(?!)を強要したり、別室に監禁していたタカラを交えて4P(??!)させた。

汚らわしいという目つきで見ながら、実はアヅマの痴態にちょっと興奮していたりもする。

それが仇となって、タカラ、ミツギ、マツダにまんまと逃げられる。

逃げ遅れたアヅマはナンジョウが自室で飼っていた亡きサモエドのキンタ🐶愛用の首輪と鎖でつなぎ留められ生活を監視されることに。

持ち前のユルユル適応能力を発揮させたアヅマは次第にナンジョウと会話したり、食べ物をねだったり、散歩がしたいと我儘をいうようになる。

その流れでナンジョウの境遇を知って、親から愛情を注がれず要らない子扱いされた自分とナンジョウの共通点に心通わせるようになる。

またナンジョウが童貞であることを知り、なんとなく面白半分で筆おろししてやろうか?(3P、4Pで男同士のセックスのハードルが著しく低下している)と提案し、それに乗ってきたナンジョウとセックスする。

ナンジョウも環境に腐りきらないアヅマのいい意味での頭のユルさ故か名器(中古中古との罵っていたけど(笑))故か徐々に心がほだされて、ホウライ崩壊後は素直にアヅマを解放(ミツギと同じ、ばか犬程可愛いというやつと思われ)。

さらには、貧民アルバイターのアヅマがちゃんとご飯食べているか気になりすぎて手ずから高級パンを買って可愛がっていたキンタでさえ餌は通販購入で自らわざわざ買いに出向いたことはないと独白)差し入れてEND。

 

そして、最後にP2。

これはP1ハピエンのその後を描いているので、キャラクターに関して特に記すことはありません。

内容としては、P1で語られなかった脱出直後の様子(どうやって救助されたのか)とか、脱出後の二人のお付き合いについて、攻めキャラの過去深堀りと、脱出後ホウライの魔の手からどうやって逃げたのかといったことが語られています。

ただ、これだけは特筆すべきだと強く思ったのは、各メイン攻略キャラのP1の各所における逆視点が納められていたこと!!

これは超新しい!!!

ボブゲって基本的に受け視点で物事が進むので、攻めの心の変化とかはあまり語られることがないですが、この逆視点ではあの時攻めの心の中はどうだったのか?ということが細かく語られているので激熱でした。

アヅマのことをどう想っていたのか、どう心が変化していったのか、アヅマのことを想う攻めの心を知ることが出来て、主人公第一主義の私としては超幸せでした…。

P1が気に入ったのならP2の購入を強くお勧めします。

もちろんハピエンその後なので、P1にあったような暴力的で残虐なシーンはありません(マツダでは一部合意DVあり)が、ハピエンが大好きで、主人公が愛されることが大好きな人は買って!!!!!

絶対楽しめるから!!!!!

 

 

で、Paradiseシリーズをすべて通して感じたのは、

ミツギがとんでもなく『光の戦士』すぎるってこと。

Paradise自体、初めに書いた通り絵柄が好きじゃなくってですね。

アヅマは全然受けっぽくないし、作中でイケメンイケメン言われてるのもプレイ中盤までは「???」って思う位共感できず(最終的にはめっちゃイケメンに見える不思議、刷り込みって凄い)。

タカラはマジで中学生にしか見えない(のにモンスター級のビッグマグナムっていうのには笑いました)し、ミツギなんてどこのVシネに出てくる木っ端ヤクザなんですか?ってくらいの小物臭(のスーツに、の開襟シャツですよ?)溢れる見た目…。

シマダもパッとしなければ、ホンゴウなんておっさんじゃん…って(個人的におっさん攻めは受けを導くような抱擁攻めってイメージで固まっちゃってるんであんまり魅力的に思えないんですよね)。

唯一好感触だったのはマツダ位なもんでして。

そんな中でミツギの説明文に、「なぜかアヅマにだけは喧嘩腰」ってあって、

あー、はいはい喧嘩ップルね、はい、わかりました

ってくらい期待してなかったんです。

ツンデレ攻めがギャースカ言いながらも受けを好きになるわけね、はいはい

って。

それがところがどっこい!

いや、確かに喧嘩ップルだし、ツンデレが受けに絆されていくっていう方程式は守られてるんだけど…なんていうか…ミツギ優しい!めっちゃ優しい!

大体喧嘩ップルって年齢が同じで、どんぐりの背比べ同士が意地の張り合いしてっていうのが通例ですよね?

そんな競い合いの中、互いに成長して、認めあって、好きになっていく。

けれどミツアヅは違う!!!

ひたすらにミツギがリードしてるんです!!!

フワフワ頭の弱いアヅマを引きずり回して導いて、弱気になってネガティブに溺れそうなアヅマを呼吸ができるように水面に引っ張り出して、虐待によって最底辺にあるアヅマの自己肯定感を適度に爆上げして光の世界に連れていくミツギ…尊すぎる!!!

アヅマはマジで殴る蹴るの虐待を受けて、食べ物も野菜の皮とか残飯(そのせいで野菜が食べられない超肉食になる)で、挙句の果てには弟を殺すように強要されるという辛い幼少期を過ごしています。

誰にも話せない過去を持つアヅマは、その後ろめたさから当然人と深く関わることが出来ず、友達も学校生活を送るのに困らない程度の付き合いしか持てませんでした。誰からも求められない、何をしても無駄、どこにも居場所はない、自分はこの世に不要な存在、ただ心臓が動いているから生きてるだけっていうレベルの自己肯定感皆無人です。

それをちゃらんぽらんで軽薄な笑顔で覆い隠しているんですけど、ミツギは明晰な頭脳と観察眼で徐々に見破っていって、ちょうどいいさじ加減でアヅマを支えて、アヅマを見守って、アヅマの手を正しい方に引いてあげるんです。

あんぽんたんなアヅマがうっかり死なないように、人生に迷わないようにずっと気に掛けてるんです。

もうね、プレイしてるこっちがめっちゃ救われる。

他の攻略キャラは、お互いの闇を認め合って受け入れながらもどうしてもアヅマと攻略キャラの共依存が結構あるんですけど、ミツギに至っては完全にアヅマの人生の羅針盤状態で。

しかもアヅマにとって最善となるようにオート調節機能付きっつうね。

それを強く感じるのはP1とP2です。

P1で羅針盤ができあがって、P2なんてもうね針ビンビン!(あ、エッチな意味ではなく///

何が何でもアヅマを守って幸せにしてやるんだー!!っていうミツギの決意が全体通して伝わりまくる。

「ぜってー、アヅマを一人になんてしねー、一生傍に置いてこの世の幸せをすべて味わわせてやる」っていう気概がすごい。

もちろんアヅマの存在がミツギにとっても人生の活力や支えになってるのはそうなんですけど、もうね、ミツギ→アヅマの想いの完成度はアヅマ→ミツギやその他攻め→アヅマとは次元が違う

一人だけ次元が違う。

親であり、指導者であり、恋人であり、夫なんです。

全てにおいてアヅマを支えるために全力を尽くすと腹を決めた男。

それがミツギなんです。

最高か?

それぞれの攻めと結ばれた先にそれぞれの幸せがあるのは分かっていますが、しかしアヅマの至上の幸福があるのはミツアヅ√の世界だと私は確信しています。

子どもの頃、夢も希望も抱けなかったアヅマですがミツギと出会ったことで、人を愛すること、愛されること、日々の生活に喜びを見出すこと、そして建築士になるという夢を持つこと、ありとあらゆる苦労と苦しみが流れ去って幸福だけがアヅマに集まってくるなんて。

こんな幸せなENDあるか?

マツダはハピエン迎えた後もDV癖は残っているし、タカラも一生食人衝動を抱えて生きていく。

もちろんそれらを受け入れて尚傍に居ることを選んだのはアヅマですが、でもミツギだけはそういった枷がないんですよね。

手放しで普通に幸せになれる相手というか。

もう、プレイヤーの心が幸せです。ありがとう。

まさか金髪クソ野郎がこんなに希望と包容力に満ち溢れた存在だったなんて。

唯一惜しいのは、砲台に玉が一発しか込められないこと。

せっかく恐ろしいまでに体の相性がいいんであれば、3発くらいは撃てて二人で頭の神経が擦り切れる程天然脳内麻薬キメセクしてほしかったけど、それじゃあ他の攻略キャラのちん的魅力が薄れちゃうか…(笑)

マツダDV性技、タカラは超絶巨根でアヅマを喜ばせるけど、ミツギなんて肌に触れただけでアヅマをビクビクトロつかせる規格外運命体質だもんね。

そりゃ、一発限定の早撃ちマック(わかる人いるかな?(笑))でバランス取らなきゃ(笑)

 

あとね、やればやるほどアズマの可愛さが際立ちます。

アホの子なりに一生懸命考えて、周りを見て、正しい選択をしようとしている姿がマジでかわいい。

ボブゲによくある、アホの子=無鉄砲っていう図式はアヅマには当てはまりません。

なぜならアヅマはいい具合に希死念慮があってコミュ障で、無鉄砲になれる程己の行動に自信を持っていないから!(笑)

自信のなさが絶妙に慎重な行動として現れていて、それがやたら突っ走って失敗して攻めに迷惑かけて、また性懲りもなく突っ走ってっていうアホの子受け特有の「こいつ馬鹿か?」「いやいや、それしたらNGっしょ…苛」っていう思いをプレイヤーに抱かせないんです。

んで、さらに虐待経験から物事を俯瞰してみる癖もあって、アホなんだけど冷静で、冷静なんだけどアホ故に呑気で、それがピリピリした状況でもいい具合に笑いを誘ってっていう絶妙なキャラ設定。

文章の語り口もめっちゃラフで、ますますアヅマのキャラクターに引き込まれるというか、アヅマの視点と一体になれる感じがします。

デ王のシナリオライターである休養沢ライチ氏(LOVE&DESTROY)のなせる業なんでしょうね。

んで、声優の刺草ネトルさんのいい塩梅のチャラくささが主役にマジでマッチしてる。

時々ある「ちょちょちょ…」とか「あばばば」みたいな慌ててる発声とかミツギに苛められていじけてるセルフの言い方がまじで上手くてもうこれキャラ演技とかじゃなくて声優の素だろ?ってくらいハマってる。

ほんっとに主役が魅力的。

まっじで魅力的。

デ王といい、Paradiseといいどうなってんの?

ピルスラの主役は。

ていうか休養沢ライチ氏の書く主役は。

魅力的すぎんだろって…。

それに今思えば、デ王の霞丁 水明君も桐玖専用のツンデレ光戦士だったな…。

私はツンデレ光戦士に弱いんだな…。

早くピルスラの新作出ないかな…って切望しますが、どうやら休養沢ライチ氏主宰の同人サークル・LOVE&DESTROYは半ば開店休業状態のようで…。

デ王やParadiseのシナリオライターである休養沢ライチ氏は一人の名前のようでいて、実は休養沢氏とライチ氏のダブルネーム。

で、現在諸般の都合により休養沢氏が活動お休み中ということですので、休養沢ライチ氏とピルスラがタッグを組んだ新作は当分先なんでしょうね…。

残念ですが、待つ間に資産を蓄えて新作発売と同時にクラウチングスタート切れるくらい準備しておきたいと思います。

 

 

Paradiseの良かったポイント

①自己肯定感の低い頭ユルふわ主人公のいい具合の力の抜け方

サバイバルが始まった無人島で一種の清涼感さえ覚えるユルふわ具合です。オアシス。可愛い。

②光戦士、ミツギ

無人島という極小空間が舞台とは思えないストーリーの奥深さ

※ただし、P1についてはルートによっては真相がほぼ明かされないため不完全燃焼に感じる人がいるのも分かります。

④主人公と声優のマッチ度の高さ

刺草ネトルさんのアヅマ、可愛すぎか。

※ただし、完全雌喘ぎなのでそれが苦手な人はエチシーン厳しいです。

Paradiseの悪かったポイント

①絵が微妙

やはり個人的に絵が微妙ですね(笑)

立ち絵はいいのに、スチルはなんだこれ?っていう感じで、体は筋肉質なのに顔は幼くってアベコベ感がすごい。線も太く、せっかくのエロがエロくない。

②設定が奇天烈で、人によっては合わなそう

まず、黒幕が食人一族っていうとんでも設定なので、そこが受け入れられるかが第一関門。あとP3のご都合主義的エンディングが受け入れられるかどうかも肝。

③グロい&痛いバドエン多し

私は平気でしたが、食人一族の復讐物語なのでグロ表現多めです。

また残虐ENDに定評があるピルスラならではで、P1もP3もアヅマがとってもかわいそうな最期を迎えるバドエンがあります。

具体的には、P1だとモブキャラにレイプされるホンゴウENDと虐待リプレイされるタカラのバドエン、P3はタカラ父の極太棍棒(笑)に穴破壊されるバドエンとタカラ一族の老いぼれに性玩具にされるバドエン。

④主人公が雌喘ぎ

雄と雄のイチャこらが見たいので、雌喘ぎいらないっす。

普通に話してる音階と同じレベルの声の高さで喘いでくれたらいいんだけどな…。

それだったら抜群だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

Lamento-BEYOND THE VOID-【全体感想】ボリューム満点・にゃんこ要素に萌えるけどエロさが足りない

 

 

こんにちは!

今回は、BLゲームの名作の一つと名高い、『Lamento-BEYOND THE VOID-』(Lamento -BEYOND THE VOID-[ラメント ビヨンド ザ ヴォイド] Windows 10対応版 - ニトロキラル)の全体感想を綴っていきます!

 

この作品の生みの親、NITRO CHiRAL(以降、ニトキラ/ニトロキラル(NITRO CHiRAL)公式サイト)は第一作目の咎犬の血(: : : 咎狗の血 // 公式ページ : : :)でボブゲ界に旋風を起こしたと言われる大手ボブゲブランドで、ボブゲに手を出している人は絶対知っているし、どれか1つは手掛けた作品を持っているのでは?というくらいの大御所メーカーですが、その作品の中でも比較的ライト層でも楽しめる作品がこのLamentoではないかと思います。

私にとっても、ほんのちょっぴり思い入れのある当作品で、実は私がボブゲというのを知ったきっかけがこのLamentoでした。

どこで見たか、それはもはや定かではないですが当初このゲームのビジュアルを見た時に、猫!美麗!えっち!!と大興奮したのを覚えています。

確か価格で6,000円とかしたのかな?6,000~8,000円の間だったんじゃないかと思いますが、当時高校生だった私には6,000円~は高額で、購入に二の足を踏んでしまい結局この歳まで買うことはありませんでした。もし買っていたら、Lamentoが私のボブゲデビュー処女作となっていました。

実際、今となってはあの時買っていたら…と若干の後悔もあります。

そこから10年以上の歳月を経て、この歳でボブゲデビューとなるわけで、デビューに年齢は関係ないと言えど、実際ボブゲの盛り上がりは当時の方があったわけで、その時の空気を感じることが出来なかったのが悔やまれます。

(ですが、まあ、今デビューしたからこそ財力に物を言わせる&廉価版の助力もあってゲームを次から次に買い漁ったりできるのですが…)

 

で、十数年越しの念願が叶いプレイしたのですが、前評判通り、長い!!!笑

もうね、圧倒的内容過多!!笑

買う前に、いろんなレビューを見ましたが、その中で多かったのが「話が長い」。

これはプラスの面にもマイナスの面にも書かれていました。

プラスとしては、「ボリューム満点」「大満足」「設定の奥深さが◎」といった感じ。

一方のマイナスとしては、「話が長すぎてだれる」「眠くなる」「フルコン諦めた」でした。

実際にプレイしてみて、両方の意見に頷けるなという感想を持ちました。

他のボブゲにはないファンタジーを追求した圧倒的世界観を余すところなく語り尽くしている、と言えますがそのため本当に話が長い。

一つの小説を読んでいる気分になります。

舞台の背景や、登場人物たちの生活環境や文化をしっかりと描写している反面、物語の進展がゆっくり、単調に感じる方もいるだろうなという印象です。

嵌れば深い没入感を味わえますが、嵌らなければ冗長で眠い作品になりうるという感じ。

まあ、設定が完全ファンタジーなので、物語の舞台が説明を省ける現代背景とかじゃない限り、細部まで語らなければ物語の深みや整合性が取れないという点で、どうしても深くならざるを得ないというのは理解できるところ。

むしろ、そういった日常と切り離された長編ファンタジーが好きな人には嵌るのでは?と思います。

 

 

 

 

 

 

ここから、ネタバレを含みますので未プレイの方はバック!

 

 

 

 

 

 

主人公のコノエは、祇沙(以降、シサ)と呼ばれる文明が衰退した原初の世界に住んでいます。

シサにはかつて二つ杖(ふたつつえ:人間)が現代のように発達した文明を築いていましたが、行き過ぎた振る舞い(文明の過度な円熟、戦争など)の結果、神に滅ぼされることになります。

しかし慈愛の女神リビカが、唯一生き残った雌猫に宿り、生き残りの人間と結ばれたことで、主人公をはじめとするリビカ(人と猫のハイブリッド、作中では「リビカ」「猫」と言われます)が誕生します。

で、人は完全に滅び、新たに生まれたリビカが世界の中心となるのですが、リビカは人間のように文明を大きく発達させることはなく、狩猟や採集をメインとした牧歌的な生活を送っています。

平和な世界で独自の文化を築きながら朴納とした生活を営むリビカ達でしたが、その生活に突如として暗雲が立ち込めます。

原因不明の環境汚染(虚ろ)と病魔(失躰)の蔓延です。

虚ろはこれまで共生してきた自然がリビカを拒み、単なる草木が触れるだけでリビカの体を切り裂き拒絶するようになる現象のこと。

そうなればその森には入ることはできず、狩猟や採集も不可能で棲み処を追われるしかなくなります。

失躰(しっく、もしかしてSickと掛けてる?)は、それまで健康体であったはずのリビカの体が急に欠損する病です。

欠損する部分は人それぞれで、手足のこともあれば、目であることも。

伝染病ではなく誰にでもある日突然発病しうる奇病で、治療法はなく高熱が出て、最終的には死に至ります。

また、この病気の一番厄介な部分は雌猫に多く発病するという点で、そのためシサの雌雄バランスは大きく崩れ、僅かばかりの雌は国が管理するなど、大幅な雄余りの状態となっています。

対処法のないこの2つの災厄のせいで、リビカの世界は混とんとしているのですが、主人公コノエのふるさと、火楼(かろう)も例に漏れず、雌もおらず、村周辺も虚ろに犯され日々の生活がままならない状況になっています。

ご飯は僅かばかり取れる木の実で凌ぐ生活で、追い込まれた村は生贄制度を作り、村長に選ばれた猫は生きたまま村人の餌になるほどでした。

そんな中、両親を早くに亡くし天涯孤独に生活をしていたコノエは村の困窮具合に不安を抱く傍ら悪夢を見るようになります。

四色の炎と不気味な問答をするその悪夢は夢の中でコノエを苦しめます。

悪夢にうなされる夜が三日続き、四日目にはついに悪夢の中でコノエは炎から生まれた蛇に口から体内に侵入されるというおぞましい経験をします。

さらに悪夢は夢だけに留まらず、夢から目覚めたコノエの体には世界に災いをもたらすという呪い(耳と尾が黒くなり、両手足に黒い痣)が刻まれていました。

そして時を同じくしてコノエが次の生贄に選ばれたと伝達を受け、体に現れた呪いの謎を解き明かし生き延びるため火楼を出ていく決意をします。

 

と、まあ、ベースはこんな感じ。

貧しい生活を送る中、突如として身体に呪いが発現し、また生贄として命を捧げろと言われてコノエは生き延びるために村を捨て、世界中から猫が集まるシサ一番の大都市である藍閃(らんせん)に向かうことを決めるのですが、その道中で攻略対象たちに巡り合い、絆を深めていきます。

 

Lamentoの物語を理解するのに、重要な要素は下記の通り。

・虚ろと失躰の蔓延で世界が不穏な空気に包まれている

田舎では食糧不足による飢餓と、雌雄の著しい偏りによって世界中で猫の頭数が減少している。

闘牙と賛牙、つがい

シサには闘牙(とうが)賛牙(さんが)に分類される猫がいて、戦いに優れた猫を闘牙、その闘牙を支援するための力(歌)を持った猫を賛牙と言います。

闘牙に比べて賛牙は頭数が少なく希少。

闘牙と賛牙がペアになること「つがい」といって、つがいになるためには闘牙と賛牙の間に深い絆が必要となる。

※深いつながりがなくとも一時的な力のやりとりはできる感じ。ただし強い力を発揮するためには、深い心の絆が必要になる。

・賛牙長と来威(くるい)

賛牙は前述通り、歌に力を込めることが出来る猫のことですが、賛牙にはその力を強力に発現する血筋があります。

それが来威です。

賛牙の力が強い猫は国政に関わる賛牙長という身分を与えられます。

賛牙自体は色んな種族から生まれますが、賛牙長となるほどの強い力を持った賛牙は大抵はこの来威から生まれます。

・悪魔

シサで太古から伝わる伝承上の存在。

コノエの体に現れた呪いはこの悪魔の仕業に寄るもの。

・魔術師リークスと賛牙シュキ(超重要)

シサにはこれまた伝承に伝わる魔術師がいて、その名をリークスと言います。

リークスは悪い魔術師として猫から恐れられていて、リークス自身も猫の中で生活することに興味を抱けず、猫からの評判を完全に無視(どう思われようと興味がない)して森の中でひたすら魔術を研究しながらひっそりと生活していました。

そこに、稀代の才能を持った賛牙シュキが現れて、二人は心の結びつきを深めていきます。

ただし、この結びつきは目線によって大きく意味を変え、そのことがLamentoのストーリーの根幹を成しています。

リークスは、シュキに対して無自覚の孤独からの解放と恋慕を抱いています。それまで他の猫に興味を示さなかったリークスですが、シュキの人柄と歌に次第に心を惹かれていきます。

一方シュキは、悪い魔術師と聞いていたリークスが本当はぶっきらぼうで寂しがり屋の猫であると気づきます。また、シュキ自身、他を圧倒する才能故に次期賛牙長として選ばれている苦悩を吐きだせる唯一の相手としてリークスを心の支え(友達、もしくはそれ以上の親愛)と思っています。

リークスは恋愛感情に基づいた感情、シュキは親愛に基づいた感情で、互いを心の拠り所としていますが、そのことが世界を揺るがす大きな歪となります。

シュキには身ごもった妻(子供は後の、コノエ)がいて、賛牙として認められ生活を安定させることで家族を守ることにつながります。また、悪の魔術師として疎まれているリークスを助けることもできるだろうと考えていました。

しかし、シュキの力を妬んだ来威(くるい)がリークスと仲良くしているシュキを嵌めようと奸計を図ったことで、二人の仲は裂かれることに。

家族とリークスを守ろうとしたシュキの行動をリークスは裏切りと感じます。

それまで誰一匹として信用してこなかったリークスにとって、その裏切りは耐え難いもので、本人も気づかない程心の奥底で温めていた恋慕の念憎悪に転嫁し、その怨恨の果てに、シュキの子供であるコノエに呪いが発現するに至るのです。

・感情の器(超重要)

コノエは世界を滅ぼさんと憎悪に燃えるリークスの感情の器として選ばれます。

感情の器とは、リークスが世界を滅ぼすためにひたすらに力を追い求めるのに邪魔になる「感情」を排除するための受け皿的存在です。

コノエはシュキとその妻の子供ではありますが、見た目はリークスそのもの(ここについて、詳しい説明がないため正直見た目が似る理由は不明。個人的にはリークスとコノエを似せる必要はなかった、もしくはせっかくの親子設定なのだから耳の色が似ているなどもう少しシュキとコノエの血のつながりを感じさせる特徴が欲しいと思った。強気な目が母親似と言われてるけど、リークスも大概目つき悪いからそこに母親を感じる要素あるか?って思った)です。

感情の器のコノエは、心にコノエとリークスの二人分の感情を抱え込むようになります。そのため他者への共感能力が高く、意識的に心の扉を閉じていないと他者の感情が心に入り込んでくるという特殊能力を持っています。

また、人よりも強い感情を内に秘めやすいコノエの魂は、感情を糧とする悪魔にとって格好の餌で、そのためリークスに唆された悪魔に呪いを受けることになります。

リークスは最後の最後に、自分を裏切ったシュキへの復讐兼感情の完全排除のため、コノエに呪いを科して苦しめたのちに世界諸共滅してやろうと目論んでいます。

 

 

以上が物語を理解するのに大切な部分です。

こうやってまとめると、要素が多い多い。

この要素の多さが、ストーリーに厚みを持たせると同時に、冗長さを感じさせる原因にもなっているのだろうなと思います。

各、攻略対象(ライ、アサト、バルド)にはそれぞれの人生背景が故の闇があるのですが、それに基づいて悪魔が関わってきます。

悪魔は全部で4人いて、憤怒(コノエ)、悲哀(アサト)、喜悦(ライ)、快楽(バルド)です(※()内は深く関わるキャラ)。

その闇を主人公と乗り越えていく中で愛が育まれていくのですが、ぶっちゃけ、アサト:悲哀以外、悪魔が必要とは思えない感じ。

・憤怒ラゼル(個別ENDあり)

正直なんでいるのか分からないレベルに、必要のない悪魔だと思います。猫のペアとしては心に憤りを覚えやすいコノエですが、ぶっちゃけストーリーに関わりないENDなのでいてもいなくてもいい悪魔。なんだろうな、エロ要因なのかな。

ただ、自由気ままな悪魔を統率するいい兄貴分的立場で、せっかく個別ENDがあるのなら正直攻略対象の一人に格上げして、コノエとラブロマンスを繰り広げる悪魔代表にしてほしかった。

悪魔なんだけど、猫を愛してしまうっていう禁断の…とか萌えません?

ちなみに個別ENDは、怒りに心を支配されたコノエがラゼルの眷属となって、リークスによって混沌とした世界から集まる怒りをその身に受けて快楽を貪る悪魔と化します。

で、ラゼルはそのコノエを通じてさらに極上に変換された怒りの感情を食らうという騎乗位フィニッシュ。

・悲哀カルツ

この悪魔は大事。

というのも、攻略対象のアサトのストーリーに深く関わる悪魔だからです。

実はこの悪魔、元はアサトが生まれ育った吉良(きら)という村と敵対する冥義(めいぎ)の猫で、カルツと吉良の雌猫が結ばれたことでアサトが産まれます。

冥義の猫は、いわゆる悪魔崇拝の一族で怪しげな秘術や儀式を行うためシサでも関わるのをタブー視されています。そんな冥義の猫の息子であるアサトは異形(成長と共に一見普通の猫に)の姿で生まれ、吉良の里でも忌子として差別に合うと同時に、その身に巣食う魔物に悩まされるというのがアサト攻略ストーリー。

・喜悦フラウド(個別ENDあり)

この悪魔は正直、いるかいらないかよくわからない悪魔。

フラウドは残虐に痛めつけられた猫が恐怖にのたうち絶命するのを何よりの快楽としてたのしむ悪魔で、竜の魔物として雌猫を供物として捧げさせていました。そこに、賞金稼ぎのライが魔物討伐に訪れ互いに目を潰し合う(ライは左目、フラウドは両目)死闘を繰り広げます。ライは幼年時、虐待に近い躾を受けながら育てられますがそのせいで「人の温かさ=血肉の温かさ」と性根が歪み、命を刈り取る愉悦を覚えます。その愉悦はフラウドと戦ったことで確固たるものとなり、次第にライの正常な理性を蝕むようになる(戦いの中、スイッチが入ると相手を瀕死に追い込んだり、死体蹴りを楽しむ、血を舐めるなど残虐な振る舞いをする)など、フラウドに通じるものがあり、そこに付け入られるのですが、フラウドが必要だったかと言われると??

個別ENDは、フラウドに唆されてライ共々悪魔の世界に囚われたコノエはライの目の前でレイプされます。コノエが手籠めにされる姿を見せられるライは憎悪に支配され、心の中に閉じ込めた殺戮への渇望を解放。最後はまさかのコノエ→ライの顔射フィニッシュ(?!)

・快楽ヴェルグ(個別ENDあり)

正直、いらない。

というのも、快楽の悪魔という割に攻略対象のバルドとの関わりに一切の快楽要素がない例えば、バルドがかつてのトラウマで交尾依存症になっていて、そのせいで快楽の悪魔に魅入られて…とかならつじつまが合うんだけど、バルドは幼年期のライの師匠で、ライの中に自身にはない闘牙としての才能(命を刈り取ることへの躊躇のなさ、喜び)を見出します。この才能があれば一角の闘牙として名を轟かせることが出来るし、力=誰かを守ることに通じると思ったと。そういった嫉妬や欲望、理想を抱き、力を手に入れるため悪魔と契約しようとしたところをライに見つかって不完全な契約をしたがために右手に傷を負ったという過去を持っています。

これのどこに「快楽」要素が?

快楽にも種類がある(例えば憤怒なら怒りが快楽だし、喜悦は痛めつけて殺すことが快楽)けど、快楽の悪魔っていう位だからその快楽の意味するところは…ぇ??

18禁ボブゲをプレイする人にとっての大好物ですよ、はい。

みなまで言わなくても、…分かりますよね?

ヴェルグは個別ENDでバルドを助けようとしたコノエを快楽落としするんですけど、ここでやっと快楽登場と言った感じです。

なのでバルドが契約しようとした悪魔はヴェルグの眷属とのことですが、別にフラウドの眷属でよくね?

「フラウドの眷属と契約しかけた古傷と己の弱さに苦しむバルド」と「その弱さを突き回したり誑かして楽しむフラウド」の方がよっぽど筋が通っている。

じゃあライの悪魔は…となりますが、もう別にライには悪魔要らないんじゃないのかなって。単純に親からの虐待レベルの躾のせいで歪んでしまった心にリークスが付け入って、それをコノエの出生と絡めて愛を知らなかった二人が愛を知って、リークス打倒を目指す、とかでさ。

だからフラウドいるか?って思ったのもあります。

バルドとぶつけるならいるけど、ライとぶつけるならいらないなって。

 

この辺に、ボリュームを落とさずに、でももう少しコンパクトに物語をたたむポイントがあるんじゃないかと思ったり。

後、リークスには何人かの僕がいるんですけど、フィルっていう魔物?悪魔?がいるんですけど、この子も正直いらなかったように思います。

なぜなら、まずフィルは猫ではない。

蛇みたいな尻尾を持っているんですけど、素体が何かは語られない中途半端な存在です。

次に、フィルはリークスの賛牙という設定なんですけど、そもそもリークス自体が歌を歌えるのになぜフィルがいる必要が?

最後命を賭してリークスに歌を捧げるシーンがありますが、それもフィルが歌う必要性を感じないし、リークスの自分の歌で最終魔法的なものを発動すればいいと思う。

賛牙は歌の発動中は無防備っていう描写があるけど、悪魔の力も操るリークスレベルなら歌って闘ってって一人二役なんて造作もないと思うんだけど…。

途中、リークス側との接触に何度もラスボス出すわけにいかないっていう理由で語り部が必要なんだったら、他の僕を出せばいいんじゃねって思うし。

なのでフィルも冗長部分じゃないのかなって思いました。

見た目がLamento唯一のショタだったから、間に合わせのショタ要素だったのかな…。

 

 

 

Lamentoの良かったポイント

①圧倒的ファンタジーな世界観とボリューム

全くの異世界設定なので、シサという世界の生活様式とかの食べ物描写がとても面白く感じました。この点が、説明過多に感じる方も多かったようですが、個人的にはこれくらい描写がないとせっかくのファンタジー設定がもったいないと思います。

②スチルが綺麗

咎犬の血から1年で圧倒的に絵が上手くなっている。

とくにライは始終美しい…。

力の入り様が分かります(笑)

あと、森や建物の背景CGがきれいでよかったです。ところどころPSっぽいCGグラフィックもありましたが、それはご愛嬌といった感じで当時は先端でしたんでしょうし、今見ればレトロさが味があるな、と好印象。

➂にゃんこ要素が禿げ萌える

発情期、気持ちを落ち着けるために爪バリバリ、尻尾で感情表現、毛づくろい、水ペロペロと猫好きには堪らん描写が出てきて、それにめちゃめちゃ萌えます。

特にアサトが爪をバリつかせるシーンと、言葉足らずで不器用なライがしっぽでコノエへの労わりを表現するシーンはめちゃくそ萌えました。

④音楽に金がかかってる

音楽にお金がかかってるのがめっちゃ分かります!

こんだけ歌唱ありの音楽使ってるボブゲあるかな?

同じニトキラのDRAMAtical MurderDRAMAtical Murder [ドラマティカルマーダー(ドラマダ)] 普及版 - ニトロキラル)くらいじゃないか?

2006年発売にしては、マジで金がかかってるんだろうなって思いました。

⑤グロ表現がほぼないから、ボブゲ初心者でもプレイしやすい

ニトキラ作品はグロくて痛いのが売り!っていうイメージでしたが、Lamentoにはほとんどグロ表現がないです。もちろん戦闘シーンはありますが、でも全然。

咎犬とかドラマダに比べたら赤ちゃんレベルです。

Lamentoの悪かったポイント

①エロくない(声優)

声優陣の演技が基本まったくエロくない

SEもなくて、なんていうか面白みのないセックス。

それが特定なのではなく、基本全キャラ通じてだから驚愕。

中でも、コノエが本当にエロくなくて、ずーっと恥ずかしがってるし、喘ぎも微かな吐息と単発の発声、感じ入っているはずの声も攻撃を受けたんですか?っていう声で、えっちで感じてます!!!♡っていう声じゃない。

これじゃない感がすごい。

18禁でこれは致命的。

せっかくスチルが綺麗なのに、声が感じてないからエロさが掻き消えてる。

それに文章も大体同じ感じ。

発情期だから痛くない→発情期じゃないから痛い→発情期じゃないから生々しく感じる→痛くても心が気持ちいい→だんだん気持ち良くなってきた、っていう流れ。

だれか一匹だけならいいけど、基本この流れだからつまらない。

それに受けはまあ、興奮してるとして攻めももっと興奮してほしい。

なんとなく全般攻めの皆さん冷静で、盛り上がりの差がね…。

せっかく猫っていう獣要素があるんだからもっと獣獣したエッチが良かった…。

がむしゃらに突きまくるとか、うなじ噛んでマウンティングとか、終わっても種付け本能で中々抜かないとか。

②システム面が不便

ボブゲによくあるスキップ機能(既読部分の文章をスキップできる/未読であってもプレイヤーの意思でスキップできる)がいちいちシフトキーを押さないといけないということにめっちゃ不便を感じました。

しかも押し続ける…え、これって私だけですかね?PCの仕様によって変わる感じ?

咎犬の血はそうじゃなかったので、既読部分をサクサク切っていけたのですが、Lamentoはずーっとシフトキーを押さないといけないのでそれがめっちゃしんどかったです。

あと、設定触るたびにいちいち別の画面に飛ぶのがゲームの流れを中断されて微妙だったかな。しかし当時のゲームとしては普通の設定画面だったのでしょうから、2025年の今そのことに不満を漏らしても仕方ないことだとも思ったり。

ギリギリ危なかった他CP要素

これは個人的性癖の問題ですが、私は基本主人公を右としたCP以外は断固拒否勢です。ですから他CP要素にはとてつもなく神経過敏なのですが、例えばこのゲームで言うと、リークスのシュイへの想い、敵キャラの「つがい」表現、火楼に出てくるモブカップル表現がかなりきわどかったです。

ていうか、火楼のモブカップルはマジのカップルだったので飛ばし読みしました。

さらに敵キャラでウル・キルという兄弟のつがいが出てくるのですが闘牙と賛牙で兄弟だからつがいなのであって、そこに恋愛はないあるはずがないないはず、と自己暗示を掛けながら眺めていました。

リークスに関しても、リークスとシュイが恋仲でないから良いものの、妻子がいながらシュイがリークスを恋愛感情で愛していようものなら激しく嫌悪していたと思います。

もし恋愛関係ならディスクをたたき割るまではしないでしょうが、一生封印するまであります。

あ、でもリークスがライにキスしたのは激怒です。いくら体はコノエでも激怒。

 

 

 

と、こんな感じです。

名作だと思いますし、今後これほどのボリューム感のゲームがどれだけ出てくるかな?と思いますが、じゃあ手放しにお気に入りかというとそうでもなく。

10年以上(四捨五入で20年?!)温めてきた、念願のゲームプレイに満足していますが、何度もプレイしようとは思えないかな~?

BLゲームなんだけど、それ以上にファンタジーゲームをしたような気分です。

咎犬の血、ドラマダもプレイ済みなんですけど、正直ニトキラのゲームが私に合わない感じがしてます。

どの作品も、主人公の声にエロさが足りないんですよね。

圧倒的エロ不足。

まあ、どんな声にエロさを感じるかは人それぞれなんですけど、私にとってはいまいち主人公の声優がエロくないと思います。

単調で、喘ぎに余韻がなくて、身も世もなく感じてる!っていう色気がない。

ラマダがまぁ、マシかな…レベル。

やぱせっかく18禁なんだから、とびきりエロい喘ぎ声を聞きたい!男が男に征服されて感じて感じて仕方がない!っていう声が聞きたい!!頑張って!!!って声優さんに無茶ぶりなお願いをしてここら辺でおさらばしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

みらくるのーとん【全体感想】個人的衝撃作、頭空っぽあほエロBLゲーム※ただしバドエン多し&人を選ぶ

 

こんにちは!

 

今回は、みらくるのーとん(Tennenouji - 「みらくるのーとん」)をプレイしたのでその全体感想を少しばかり書きます。

総評としては、

あたま空っぽあほエロBLゲーただしバドエン多し

です。

さらに付け足すと、『プレイする人を選ぶ』とも思いました。

私はあのラッキードッグ1(Tennenouji-「ラッキードッグ1」)を生み出したTennenoujiさんの作品ということもあってあまり調べずに購入したのですが、もっとレビューを読み漁ってから購入するべきだったとちょっぴり後悔した作品です。

その理由を記していきます。

 

 

 

 

 

ここから、ネタバレを含みますので未プレイの方はバック!

 

 

 

 

 

主人公の明(あきら)は、ある日不思議なノートを拾います。

そのノートは意志を持ち、自らの意思で動き、言葉を話します。

ノートの名前はのーとん。

エッチな願望なら何でも叶えることが出来る不思議な存在(作中では地球外生物、エロ生物とか言われている謎の存在。しかも、のーとん以外にも各分野の願いを叶えることが出来るノートが存在している模様)。

のーとんが生活に入り込んだことで、自堕落で劣等人生を歩んでいた明の人生が一変することになる…というのがベースです。

攻略キャラは3人ですが、私が購入した「みらくるのーとん+只今増量中!!」は追加攻略キャラ(まさかの、のーとん笑)を入れると4人になります(さらに、攻略ではないですが、ENDキャラ1.5名あり)。

 

緒方 光輝(おがた こうき)

 明の兄で、成績優秀・スポーツ万能・容姿端麗の役満

 兄と比較されることが多かった明は思春期を迎えて以降、兄を嫌うように。

 一方の光輝は弟を恋愛対象として愛するようになっていて、嫌われていると知りなが

 らつい構ってしまうブラコン変態(←重要)

下村 誠二(しもむら せいじ)

 明の幼なじみで、幼少の頃から何かと明に纏わりついている犬っころ。

 母子家庭のため生活状況が良くないが、グレることなく明るく真っすぐに育ってい

 る。年相応にエロに興味がある。明に健気なのは友情故か…?

斎藤 正臣(さいとう まさおみ)

 明が通う高校で知り合った悪友。顔良し、タッパ良しで女の子が途切れないプレイボ

 ーイだが、いつも金欠でいろんな人に借金をしている(金欠理由不明)。

 そのせいで金絡みのトラブルもしばしばだし、実家のラブホで盗撮して荒稼ぎするク

 ズな一面も。

のーとん

 えっちな願望を叶えることが出来る謎のノート。

 性分なだけになんでもかんでもエロに結びつける(糸、蝋燭、はちみつとか)。

 のーとんの世界では人型で、人型の時は銀髪美青年(※ただし基本裸の異常者)。

 契約者にはえっちなことを仕掛けないことをモットーとする。

響(ひびき)

 のーとんのお仲間の勉学の願望を叶えるノート。

 のーとんの世界で明と出会う。クールでニヒリスト。

 安直に他力本願を求める人間を嫌うも、そのせいで自己の存在理由と板挟みに。

 攻略対象ではないものの、響単独ENDがあるため1カウント。

五味(ごみ)

 のーとんのお仲間の将棋の願望を叶えるノート。

 のーとんの世界で明と出会う。

 いたずら好きのスケベな陽キャで、将棋のノートという設定が全く活きない謎存在。

 攻略対象ではないものの、のーとん+五味の3PENDがあるため0.5カウント。

 

 

とまぁ、攻めというかなんというか攻略キャラは5.5人という感じで、彼らとあらゆるエロに耽るあほエロBLゲームというのが今作を一言で表す言葉になると思います。

もうね、みんなエロに興味津々というか、のーとんの力で常に思考をエロに捻じ曲げられてしまうというか。

一応、本人たちの意思を真っ向から否定したような願いの叶え方にはならない(つまり、攻めが何かしらで受けに興味があるとか、したいと思っているとか、エロに向かう素地が必要な模様)ようですが、まぁ、とにかくスケベなことをするする

糸を見つけたらそれで乳首を縛って引っ張ったり、はちみつペロペロプレイとか、真珠をアナルビーズにしたりとかね。

しかもそれらは、公園に落ちてたり、保健室にあったり、雑貨屋(大人のお店じゃない普通のおじいさん経営の雑貨屋)で手に入ったりするんです。

もう、そこからして様子が変。

んで、それを当然のように持ち帰っては攻めと楽しむ受け。

そもそも、主人公の明からして頭がぶっ飛んでいます。

何がぶっ飛んでいるかというと、のーとんに急かされるままエロい願望をノートに書くんですけど、いきなり兄に足を舐めさせるとか、幼なじみを裸にするだとか、悪友に耳を舐めさせる、ですからね。

後ろでオナニーさせたり失禁させたり

 

え、どんだけ鬼畜なん?

それ本当に家族か?

それ本当に幼なじみか?

それ本当に友達か?

っていう願望を次から次に思いついて書いていきます。

いやね。

そりゃあ、攻略対象と絆を深める肉弾戦ってめっちゃ大事だけど…。

私だってどエロい肉弾戦を心待ちにしているのは確かなんだけど…。

肉弾戦がたっくさんあるのはご褒美なんだけど…。

それにしても、内容な?内容。

 

そして頭がバグっているのは主人公だけじゃありません。

攻略対象もいい感じにイカレてます。

中でもお兄ちゃんこと、光輝はもうね、引いた笑

近親相姦だから引いたとかじゃなく(むしろ大好物)、弟の寝込みに足舐めしたり、寝汗を勝手に拭き拭きしたり、明の前でオナニーをノリノリで始めてお尻に指入れてあんあんいうのは普通だし、扉隔てたリビングに母親居るのに廊下でオナニー始めたり

野外公開緊縛ショーとか、初エッチで蝋燭SMとかさ。

弟LOVEをこじらせまくった異常性癖モンスターですよ、彼は

さすがにちょっと気持ち悪いというか、すごかった笑

弟を犯したすぎて、来たる日に向けて自分のお尻を実験台に技工を磨いていたんですかね?笑

やっぱ、常にアルカイックスマイルで完璧人間演じてる奴は異常ってことなんだよ。

その反動が絶対エロに出る(確信)。

そんなお兄ちゃんには実は当て馬の婚約者がいて、ルートによっては婚約者と結婚しながら明と不倫関係になるパターンがあります(一応、準ハピエン扱い…)。

 

他の攻略キャラでも飛んだ変態プレイが登場します。

おもちゃは当たり前、青姦当たり前、羞恥プレイ当たり前、小スカあり(ラッキードッグ1、悪卵でもあったよな。小スカ好きなのか…?)、殴る蹴るのボコりもあります。

で、そんな変態プレイが始終続くため、ストーリーなんて合ってないようなもの。

頭を空っぽにして、だら~っとエロを楽しみたいっていう人にのみオススメします。

重厚なストーリーや、攻めと受けの心の変化をしっかり味わいたいとか、プレイ後に物語の余韻に浸りたいとか、そういった中身を求めている人にはオススメしません

ここにプレイする人を選ぶ理由の一つがあります。

そしてさらに。

響以外は全員リバや他絡みがあります。

これが私にとっては超鬼門でした…。

明もネコを基本としたタチをしますし、攻略キャラもタチを基本としたネコをする場合があります。

しかもその相手は明だけではなくモブも。

明…モブから痴漢、モブからレイプ、攻めをレイプ、モブとタチセックス

光輝…明からレイプ、モブからレイプ、モブから痴漢、婚約者とセックス

誠二…明からレイプ、モブからレイプ、義父からDV(殴る蹴る)

正臣…明からレイプ、モブから痴漢

のーとん…五味からキス、モブの乳揉み

五味…のーとんにキス

と、こんだけのリバ、他絡みがあります。

恐ろしい…。

これが高頻度で出てくるんです。

 

まともなん、響だけなんかい!(まあ、その響ENDもメリバですが…

 

このゲーム、エンドがね、驚愕の30以上あるんですけど、その多くのエンドの流れの中にリバや他絡みがあります。

さらに、かなりのルートで明のレイプ未遂またはレイプイベントが絡んでて、何度もそれを見せられるっていう胸糞鬼畜仕様。

ええそうなんです。

こんなポップであほエロを売りにしたようなゲームですが、実はバドエンがかなり多い!バドエンパラダイス!

体感、ハピエン1割、バドエン9割ってくらいのバドエンの多さ!笑

大体6つ、7つくらいあるエンドの内、ハピエン1つ、準ハピエン1つって感じで、あとは死亡、精神崩壊、絶縁、年少入り、客取らされるとかまあ悲惨笑

準ハピエンも、ハピ…ん?なんか不穏?っていう感じを受ける場合もありますし。

 

なので、

・エロだけを目的にしている

・リバ大歓迎

・他絡み大歓迎

・バドエン任せろ!むしろハピエンなくなれ!

って人にはピッタリですが、

・ストーリも大事!

・リバ無理!左右固定!

・ハピエン!!!!

って人は避けてください。

辛い目に合います。

主人公総受け強火担の私は辛い目に合いました。

 

それでも、Tennenoujiさんの作品だからプレイしてみたい!覚悟は決めた!!…って思う方は、ノーマルではなく必ず『只今増量中!!』『まるごとBOX』を買ってください。

理由は、比較的ストーリー性のあるのーとんを攻略できること、それだけです。

または比較的まともな響END(メリバですけど)のーとん+響の三つ巴ENDを楽しめるから、です。

 

この感想が、主人公総受け強火勢の役に立ちますように。

仲間が精神破壊されないよう願いを込めて。

 

 

それにしても、時代を感じる部分が所々出てきて笑えました。

主人公がリストバンドしてたり、パケット代って言葉が出てきたり…笑

 

 

 

 

ディストピアの王【全体感想】 主人公最強・最高の笑えるBLゲーム※グロがないとは言っていない

 

こんにちは!

今回は、ディストピアの王(ディストピアの王)の全体感想を綴りたいと思います。

愛ゆえに先んじてディストピアの王の攻略キャラの一人、霞丁 水明(かちょう すいめい)君ルートについての感想・私見ブログを載せましたので今更感はありますが…(笑)

 

 

 

以下、ネタバレ有りなので未プレイの人はここでバック

 

 

 

ディストピアの王(以降、デ王)は、世界大戦後の日本が舞台の近未来SFな世界観のBLゲームです。

この日本は、富裕~中間層が住まうA地区と貧困層が住まうZ地区に隔てられていて、ユグドラシルという社会基盤システムに人々の生活は完全制御されています。

特にA地区はユグドラシルが生活に関わらないことがないと断言できるレベルに依存していて、気候管理、治安維持、立法行政などあらゆることをユグドラシルが管理しています。

一方Z地区はユグドラシルの管理下にあるものの、治外法権的な部分も多分に残っていて、例えば携帯端末で参照できるマップに存在しない路地が多数あったり、電波を送受信できない場所があるなどユグドラシルの管理が行き届いていない場所がまだまだ存在しています。そのため、A地区では見聞きしない犯罪が横行していて、なんなら人々は犯罪で生活費を稼ぐのが一般的なレベルです。

A地区とZ地区は安易に行き来することが出来ず、高圧電流が流れる鉄条網で区分けされ、どうしても移動する場合は許可証を手にゲートを通過する必要があります。

とはいってもA→Zは比較的移動しやすいようですが、Z→Aは余程でないと許可はおりません。

つまり、Z地区に生まれ付いた者は基本的にはZ地区から移動することは叶わず、貧困を抜け出す選択肢がほとんどない状況というわけです。

 

主人公の印我 桐久(いんが きりく)はA地区の中でも最アッパー層に生れ落ちた圧倒的勝ち組です。両親は社会を制するユグドラシルの管理・保全者で、ある意味で日本の全てを支配できる立場にあります(とはいっても善人なので、二人にユグドラシルを悪用しようとする邪心はない)。そんな両親から生まれた桐玖は何不自由ない生活(最高級肉が日常の食卓に当たり前に出てきて、高級ブランドの服を値札を気にせず買える)を送っていて、さらにピアノに関して天才的能力を有していた&両親からの溺愛で、自己肯定感爆高のポジティブサイコに成長します。

桐玖自身、自身が誰よりも天性のスター性を兼ね備えている最高の男と自負していて、夢のロックスターになれないわけがないと言い切っています。

マジのマジで絶対に大成することを露ほども疑ってませんし、出会う人みんなに公言しています(そのあまりの堂々っぷりに、いろんな人から『キチガイ』と褒められまくります)。

実際、ピアノの腕は超一流で、作曲センスもピカイチ、容姿端麗、闊達な人柄で良くも悪くも人目を惹きつける天性のカリスマを備えています。

そんな桐久が、ロックスターには下剋上的苦労エピソードが必要だろうという思いつきとロックスターになることを反対する両親への当てこすりでA地区からZ地区へ家出をすることで、物語はスタートします。

 

 

攻略キャラは全部で4人。

簡易説明↓↓ ※ルートのキーワードは個人的印象です

鍬刀 半左(くわがた はんざ)

 Z地区生まれ&在住。桐久の幼馴染。家出をほう助する。工場勤務。

 趣味でアマチュアロックバンドをしている好漢。

 ルートのキーワード:幼馴染、ギャグ、一途、純愛、攻めが触手物AVが好き(!)

群紗木 庵士(むらさき あんじ)

 A地区生まれ&Z地区在住。

 Z地区で一番ノリにノッているメジャーデビューを控えるロックバンド「コルチカム」

 のボーカル&リーダー。

 ルートのキーワード:ツンデレ、ギャグ、憧憬、喧嘩ップル、芸能界の裏側

霞丁 水明(かちょう すいめい)

 A地区生まれ&在住。

 桐久の両親、印我夫妻の元でユグドラシル管理に携わる天才青年。

 ルートのキーワード:ツンデレ、スパダリ、どエロ、ショタヤリチン、家族

菟針 李京(とばり りきょう)

 Z地区生まれ&在住。代々続く菟針病院の現院長。

 物腰柔らかなおおらかな人柄で患者から慕われている。

 ルートのキーワード:痛い、極悪、拷問、シリアス、執着

 

 

この4人を相手にZ地区で愛を育んでいくわけです。

ベースのストーリーは大きく二つ。

一つはロックスター街道を突き進む夢√。

もう一つは社会の歪(つまり作品名にあるようなディストピア感)をテーマにした社会√。

各キャラの個別ルートは上記二つのベースに沿って進んでいきます。

細かい感想は各√(と言っても水明君以外には半左しか書かない気がしていますが)で述べますが、総評として満足度がかなり高い

良作だと思います。

ピルスラッシュのゲームはデ王以外したことがない(2025.4月現在)のですが、胸クソ&グロ描写が秀逸な会社様だと各所でその評判を拝見しています。

私自身、胸クソやグロに然程興味がないのでその点についてはそんなに惹かれてはおりません。

私がデ王を手に取った一番の理由は『主人公がキチガイ(いい意味で)』という声がめっちゃ多くて、そこにどうしようもなく惹かれたからです。

 

『笑える』

『圧倒的主人公感』

『主人公がほんとに好き』

 

こんなに、主人公押しのレビューが並ぶゲームをやらずにいられるか?

いや、無理だろ。

 

私の性癖として、お初ブログ(35歳、BLゲームに関して初めてブログ書いてみる - BLゲーム沼り女)にも書きましたが『主人公』が活躍してくれるBLが大好きというのがあります。

主人公が有能、主人公が愛されている、主人公が特別、主人公の魅力に誰もが屈する。

主人公主人公主人公主人公。

とにもかくにも何においても主人公がもっとも目立ち、愛され、活躍していないと満足できない圧倒的主人公第一主義者です。

ですから、例えば漫画にしろ、小説にしろ、主人公が右(妥協して左でも可※ただし固定、リバ不可)でないCPは萌えませんし出てきた瞬間冷めます(他CP好き派、複数CP好き派、リバ好き派の方、ごめんなさい)。

そんな主人公強火担の私が、これだけ主人公が褒められているゲームに手を出さないわけがない!

しかも、陰鬱な作品が多いボブゲ界隈に於いて『笑える』とは…。

あと、やっぱ絵が整っていないゲームには惹かれない

特に、顔と体のパース、筋肉の美しさ、色彩の綺麗さを重視している私としては、デ王のようなきちんと整った絵&アニメ塗りのスチルは大好物でして…(もちろん、うーんちょっとバランス…と思う絵もありましたけど、全体的に綺麗です。)

そういったわけで購入&プレイに至ったのですが、感想としては『大満足』。

 

まあ、水明君という素晴らしい攻めと出会えただけで大満足★5つなんですが、主人公のキャラ立ちの良さで、ますます★がきらめくこと…。

もうね、こんな主人公二度と現れないんじゃないかってくらい、桐久の輝きがすごい。

キラッキラ!

ロックスターじゃない、シャイニングスター☆彡

世間知らずお坊ちゃま自己肯定モンスターなのは間違いないんですが、育ちの良さ故にとってもおおらかな心の持ち主で、攻めの癖強ポイントを圧倒的寛大さで包み込んでいきます。

とはいっても恋愛ゲームあるあるの、攻めから虐げられまくっているのにどこに好きになる要素あった?みたいな頭ヨワヨワ淫乱主人公要素はありません

例えば、李京√は巷のお姉さま方をも震撼させた壮絶拷問描写がハピエン・バドエンに関わらずありますが、頭ヨワヨワ主人公であればハピエンの場合、快楽攻めの結果「攻めのことがチュキ♡アヘ~♡」ってなっちゃってることがほとんどだと思います(すべてと言いたいけど、すべてのボブゲをしていないから言い切れない。けどすべてそうなんじゃないかってくらい確信がある)。

けれどデ王は違います。

ハピエンなので、多少の絆されはあったとしても、ハピエンの桐久は李京の所業を許してはおらず心を委ねてはいません。こういった芯の強さというか、一本筋の通ったシナリオが本当に好ましい。

いくら創作シナリオ、ファンタジーであっても、やっぱり心理描写は大事にしてほしいところ。

ひどい拷問されて、好き♡って普通ならんやろ。

なっても相当の期間(年単位)を要するやろ。

なんなら一生恨んで終了やろ。

ボブゲにある1週間とか1か月みたいな短いスパンで、しゅき♡しゅき♡とかありえないわけで

そこをハピエンだからって捻じ曲げなかったシナリオライターの休養沢ライチ先生はさすがです。

ポジティブサイコの桐玖と攻め・モブたちの軽妙な会話も面白いですし、本当に桐玖の性格が男前で気持ちがいい。

途中、弱音を吐くシーンもありますがそれでも主人公感は損なわれません。

 

 

 

デ王の良かったポイント

①異彩を放つ圧倒的オーラの主人公

②立ち絵、スチル共に絵が美麗

➂声優陣の素晴らしい技量

 特に主人公の桐久を演じている冬ノ熊肉さんの喘ぎ声は一級品です。

 悲鳴も、吐息も、濁点喘ぎもお手の物という感じ。素晴らしい。

④筋の通ったシナリオと各ルート十分な内容量

➄霞丁 水明に出会えたこと

デ王の悪かったポイント

①できればセックス中の桐久の表情をもっと蕩けたものにしてほしかった。

 挿入や快楽の衝撃を表現しているんだろうけど、ちょっと目を見開いたり、切羽詰ま

 ったものが多くて気持ちよくなっている雰囲気が薄れてる

 

 

 

薄ぐーらいBLに飽きた人はぜひプレイすることをお勧めします。

ストーリーの全部が全部明るくはないし、前述したようにルートによっては壮絶な拷問描写、極悪バドエンありますが、それでもプレイ後はさわやかさが残ると言いますか。

ピルスラさんにはぜひFD出してほしい(けど、これだけ期間空いたら出ないよね…)し、なんなら同じ系統の主人公で新作出してほしい(絶対買います!)です。

最近の流行のせいか、陰鬱、根暗、ダウナー系作品が多いボブゲ界隈ですが、こう言った陽の気を感じるゲームがもっと出てほしいなと願うばかりです。